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祝百歳*石井桃子さん

戦後の児童文学界を引っ張ってこられた功労者のお一人である石井桃子さん、本日3月10日100歳のお誕生日を迎えられました。『ノンちゃん雲にのる』や『ちいさなねこ』は、あまりにも有名ですね。

ノンちゃん雲に乗る ノンちゃん雲に乗る
石井 桃子、中川 宗弥 他 (1967/01)
福音館書店
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ちいさなねこ ちいさなねこ
石井 桃子、横内 襄 他 (1967/01)
福音館書店
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ミルンのクマのプーさんやブルーナのうさこちゃん(ミッフィー)、ポターのピーターラビットなど、長いこと愛され続けている翻訳絵本も沢山あります。どの訳も子ども心に心地良いものでした。今日は、彼女の翻訳家としてのお仕事に少し焦点をあててみたいと思います。

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以前、こちらでもご紹介した『ムギと王さま』『ギリシア神話』については、過去記事を是非ご参照ください。どちらも読み応えのある内容で、石井桃子さんの訳が堪能出来ます。『イギリスとアイルランドの昔話』も、ギリシア神話同様に訳のみではなく編者としても力を注がれた本なので、読みどころ満載です。この本については、英国のジェイコブズに関して別記事を立てる予定ですので、詳細はまた後日ということでお願いします。
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ギリシア神話 ギリシア神話
富山 妙子 (2000/11)
のら書店
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ムギと王さま
エレノア・ファージョン (1971/01)
岩波書店
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イギリスとアイルランドの昔話 イギリスとアイルランドの昔話
(2002/06/14)
福音館書店
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バージニア・リー・バートン+石井桃子
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バートンでまず思い出されるのは、『ちいさいおうち』や『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』(何故か家には日本語版が2冊あります・笑)ではありませんか? RENEは『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』なんかも好きです。
でも、中でも魅せられた本は『せいめいのれきし』 この本は、気が遠くなるほど太古の「地球上に生命体が生まれた時から」のおはなしを緻密な絵と科学的な文章で解説してくれている百科事典のような絵本です。歴史を5幕に分け、我々読み手は舞台を観る観客といった設定で話しは進んでいきます。春休みなどに、お子さまと一緒に読んでみてはいかがでしょうか? 大人の方がハマッテしまうかも…笑

そして、『ちいさいケーブルカーのメーベル この本は、色々な意味でRENEにとっては大切な一冊なんです。舞台は、サンフランシスコ かの地に、ケーブルカーが初めて走ったのは、1873年。坂の多い街、三方を海で囲まれて、入り江があり、港があり、賑やかで親切な街、花とケーブルカーを愛する人の街。でも、1906年の大地震後は、それまで8つもあった運営会社が、たった2社だけに…。大火の後は、殆どのケーブルカーが電化されたそうです。そんな中、ケーブルカー廃止に反対して戦った人がいました…その方に捧げられた一冊でもあります。バートンの絵本職人ともいうべき気質と心意気が伺え、美しい絵と詩的な文章に魅せられます。みなさんも、少し前の世界にタイムスリップしてみませんか?

ちいさいおうち ちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとん、いしい ももこ 他 (1965/12)
岩波書店
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はたらきもののじょせつしゃけいてぃー はたらきもののじょせつしゃけいてぃー
ばーじにあ・りー・ばーとん、いしい ももこ 他 (1978/03)
福音館書店
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さて、何故この本がそんなに大切な本なのかといいますとね、それはお話の舞台がサンフランシスコだから…。シスコには、ちょっとした想い出と思い入れがあるのですが、みなさんは1989年の大地震ご記憶にありますか? 実は、当時愛用していたディオールのコンパクトの鏡に、あの惨事の日にヒビが入ったんです。朝お化粧する時に気付きました。勿論、落としたり衝撃を与えた憶えもありません。プレストパウダーは無事で鏡だけダメージを受けたのです。思うに身代わりかなぁと。その数年前にも似たようなことがありました。初孫ということでRENEをとても可愛がってくれていた母方の祖母が他界した時、やはり手鏡が割れました…絵本とは直接関係ないかもしれませんが、そういうことも含めて忘れられない一冊となったのです。

ほらね。。。裏表紙だって、こんなに素敵♪
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せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし
バージニア・リー・バートン、いしい ももこ 他 (1964/12)
岩波書店
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ちいさいケーブルカーのメーベル
バージニア・リー・バートン (1980/01)
ペンギン社
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「ぼく、ちゅん、ちゅん、ちゅんってきり
                いえないんですけど…」

こすずめのぼうけん』では、この繰り返しが、物語最後にストンと落としてくれます。親子ともに温かくなれる素敵な一冊です。
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ハッチンスの『ティッチ』をご存知の方は多いと思いますが、続編の『ぶかぶかティッチ』の方が、RENEはむしろ好きだったりします。ティッチのその後を描いた作品なんですよ。そう、ティッチがお兄さんになるんだなぁ~「できたて ほやほやの ズボン」「できたて ほやほやの セーター」「できたて ほやほやの くつした」場面変わって今度は赤ちゃん登場…「うまれたて まだ ほやほやの あかちゃん」…リズミカルな訳が光ってます!

ぶかぶかティッチ ぶかぶかティッチ
パット ハッチンス (1984/01)
福音館書店
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ティッチ
パット・ハッチンス、いしい ももこ 他 (1975/04)
福音館書店
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こすずめのぼうけん
ルース・エインズワース、石井 桃子 他 (1977/04)
福音館書店
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シナの五にんきょうだい(福音館書店版)
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蔑称問題で一度は絶版となったこちらの図書も、現在復刊されて、また若い世代の方にも親しまれている一冊です。訳者がかわっていますので、訳がかわってしまっている点が少し残念な気もします。やはりRENE世代は、この「いしいももこ」訳の古びた一冊が懐かしいのです。ちなみにこの本、私より年上です(笑)

シナの五にんきょうだい シナの五にんきょうだい
クレール・H・ビショップ、クルト・ヴィーゼ 他 (1995/11)
瑞雲舎
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1965年初版のまま増刷を続けてるロングセラー!
いっすんぼうし いっすんぼうし
いしい ももこ、あきの ふく 他 (1965/12)
福音館書店
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同名絵本が多数出版されている中、時代を超えて人気を博している福音館書店の『いっすんぼうし』

むこうから ありが 一ぴき やってきたので、
「みやこにのぼる かわは どこです?」と ききますと、ありは、
「たんぽぽよこちょう、つくしのはずれ」と おしえてくれました。


・・・見開きのページ一杯のタンポポやつくし、この季節にぴったりですよ!
石井桃子さんの再話絵本、一度味わってみてください。。。
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テーマ : 児童文学・童話・絵本 - ジャンル : 小説・文学

Comments

盛りだくさんの内容に思わず「RENEさんてすごい!」

3月10日の新聞で「石井桃子さんの祝100歳」の記事を読んでプーさん等の作品は知っていても石井桃子さんのお名前は知らなかったので、「へぇ~」と思っていました。で、RENEさんのブログをその後拝見して益々石井桃子さんに興味津々。少し前に 松谷みよ子さんの活動も新聞で読み、いづれもご高齢で長年の功労、何てすばらしいことでしょう!RENEさんの紹介本で一番読んでみたい本は「シナの五にんきょうだい」です。絵も題名も魅力的!

【lemonさんへ】
いやぁ~恐縮です(笑)
『シナの五にんきょうだい』オススメしますよぉ~^^v
知恵モノの兄弟が大活躍する楽しいお話ですi-70
同じクルト・ヴィーゼの絵で『あひるのピンのぼうけん』という本なんか、きっとlemonさん好みかも~(訳は、これまた大御所の間崎ルリ子さん…『もりのなか』の訳者)

本当に、石井さんといい松谷さんといい、お二人ともご高齢にも関わらず素晴らしい生き方をされてて素敵。。。凛としたイメージが共通しているように思います。
昨秋、松谷みよ子さんを拝見する機会を得て、有頂天だったんです♪
良かったら、こちらの過去記事ご覧になってみてi-84
http://midoriironoyane.blog65.fc2.com/blog-entry-156.html

読み応えのある記事でした。
わたしも石井先生のお誕生日を意識して、今週は娘と「ちいさいねこ」「ティッチ」「ピーターラビット」「こすずめのぼうけん」などなど読み返していたところだったんですよ。うさこちゃん(ミッフィー)シリーズの訳も、石井桃子さんのがいちばん好きだったりします。

手鏡のお話・・読んでいてなんだかぞくぞくしちゃいましたけど。RENEさんにメッセージを送ってくれるキーアイテムなんでしょうね。

【まつりかさんへ】
欲張りだから、記事すごいボリュームになってしまって…笑
金・土と電車で読み返していた本の作者がやはりまつりかさんと同郷の方でね、この前のみすゞの話を思い出していました。
心に、カンフル剤の様に染み渡ったなぁ…村中李衣(むらなかりえ・本名高橋久子)先生って、ご存知?
ヒメちゃんは、既に沢山の絵本と出会っているし、ママと読みあっているから幸せだと思う。

鏡の件は、かなりメッセージ性を感じます。
RENEは、若い頃の方がある意味感性が研ぎ澄まされていたかも…最近は、色々な意味で鈍くなってるような気がするi-230

うひゃぁぁぁぁ・・・

石井さん、あぁ~、石井さんのことなら、話したいことあります~ぅ。
でも、盛りだくさん過ぎて、どこから攻めて良いやらわかりません~。
だめですよ~、凄すぎます~。小出ししてくださいよぉ~。
伸び伸びの文章になってきてすいません。e-263
とにかく、一つはいわなきゃ!
私が小さかったときから、うちにはピーターラビットの本が置いてあって、ぼろぼろになるまで何度も何度も読みました。
声に出して読むのが好きで、「いしいももこ やく」というところもちゃんと読んでた記憶があります。
まだご健在であったとは・・・(何てことをi-201
とにかく、とにかく、私も大好きです!!

【しーちゃんへ】
100歳って、やっぱりスゴイ…身近にはいません、そんな長生きされてる方i-229
もう7年ほど早く生まれていたら、3世紀(19・20・21世紀)ご存命であったかも…でしょ?惜しい~あっ、失礼。。。笑

しーちゃんも、ピーターラビット好きなのね、嬉しい♪
我が家のリビングの時計は、ピーターがママに青いコートを着せて貰ってるモチーフのお皿時計。。。そして、ピーターの小部屋と化しているトイレ…かなり好きですi-233

作者や訳者、絵を描いた人の名前って、小さい人向けの本ほど平仮名ですものねぇ~素敵なエピソードをありがとう!

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